Ragic において、シートは最も重要な概念のひとつです。「シート」とは、同一種類の複数レコードを保存するために設計された枠組みを指します。それでは、どのようにシートを作成するのでしょうか?
以下は、シート作成方法とその活用についての概要です。
データベースを構築する際、最も基本的な方法は新規シートの作成です。
一から手動で作成するだけでなく、あらかじめ用意されたテンプレートをインストールしたり、クイックテンプレートを適用したり、既存のスプレッドシートをインポートしてシートを生成することもできます。
詳しい手順については、こちらの文書をご参照ください。
既存のシートと同じ、または類似したデザインのシートを作成したい場合は、シート設計をコピーしてから調整することができます。この方法を使えば、一から設計する手間を大幅に省くことができます。
同じ設計とレコードを共有するマルチバージョンシートを作成し、ユーザーグループごとに表示するフィールドやアクセス権限を調整することができます。
これにより、異なるユーザーグループが同じデータを共有しつつ、それぞれに最適化されたシート画面を閲覧・操作することが可能になります。
子テーブルはデータの「一対多」の関係を管理する便利なツールですが、すべてのデータを子テーブル内に保存すると、場合によっては集計や分析がしづらくなることがあります。
例えば、過去1ヶ月の販売明細をレポート化したり、仕入記録をデータセットを跨いでエクスポートしたい場合などです。
このような時は、子テーブルから新規シートを作成することで、親シートに存在するすべての子テーブルデータを自動で集約したシートを生成できます。
異なるデータベース間でシートを複製したい場合は、クロスアカウントシート・コピー機能を利用することで、データベースAからデータベースBへシート設計を素早く複製できます。
※ 注意:この方法でコピーされるのはシートデザインのみであり、レコード(データ内容)は複製されません。